昨今、無印良品のレトルトカレーも含めてカレー好きな人の方が圧倒的に多い世の中だというのに、母の作るカレーが不味いという家で育ったためカレーは基本的に選択肢に入らない人生を送ってきました。
ちなみに「どうやらカレーは美味しい食べ物っぽいぞ?」と気がついたのは忘れもしない中学2年生の時です。雪山でのスキー学習というイベントがあり、休憩時にスキー場で全員カレーライスを食べさせられたのです。
カレーライスが嫌いな私はどんよりしていたのですが、食べてみたら普通に美味しく「ん? このカレーは別に不味くないな?」と不思議に思ったのですが、要するに母の作るカレーが不味かったわけです。
「カレーなんて不味く作ること出来るの?」と聞かれたりしますが、うちの母はカレーをデフォルトで作らない人なのです。冷蔵庫内で余っているものを適当にぶっこむので何か分からない風味のカレーが出来上がります。あと基本的にいつも酸っぱい(何故かやたら赤ワインを入れている)。
そんな私に「チーズナンがめちゃくちゃ美味しいから一度食べに行ってほしい、カレーというよりチーズナンを食べてほしい」という友人の強い押しがあり、生まれて初めてインドカレーを食べました。(お店には「インド・ネパールカレー」と書かれていたけれど詳しくは分からない)
なるほど、チーズナン美味しい。焼いた小麦粉生地にチーズの塩気と蜂蜜の甘さ、最高の組み合わせ。
カレーもイメージしていたよりは普通で「インドのカレーといっても日本と味が全然違うってわけじゃないんだな」などと当たり前(?)なことを思ったりしました。(私は辛いのが苦手で甘口を選んだのでそう感じてしまった可能性はある)
「カレーも良いもんだな、これからは外食時にカレーという選択肢が増えて良かった良かった」と思いましたが、普段のお昼ご飯は緩やかな糖質制限をしているため基本は豆腐を中心に食べている私… 見事に胃腸が重くなり半日苦しみました。
カレーがどうこうというよりも、チーズナンの量が多すぎました(半分で止めておくべきだった…)。
でも「今まで何となく避けてきたけど新たなものに挑戦」というのは楽しいと実感したので、来年はちょっと考えたいところです。